コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

天文測量 てんもんそくりょうastronomical surveying

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天文測量
てんもんそくりょう
astronomical surveying

ある時刻での天体の天球上での高度角,時角,方位を観測することによって,その観測地点の経度,緯度,方位角を求める測量。天文測量でその位置を決定した地点を天測点という。経度などは天球上の位置が正確にわかっている星や太陽の見える方向から計算することができる。そのために恒星の位置を示した天体暦や星表がつくられており,日本では海上保安庁水路部が天体位置表を毎年発行している。観測する地点から見える星の位置は,天頂儀,子午儀アストロラーベなどを使って,その星が天空の決った位置,たとえば子午線とか卯酉線などを通過する時刻をはかって求める。多少精度は落ちるが,トランシットを使って太陽高度をはかることによっても経度を求めることができる。天文測量によって経緯度と方位角を決定した三角点をラプラス点といい,三角測量で求めたその点の経緯度や方位角との差を点検して,三角網のねじれの規正を行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天文測量
てんもんそくりょう
astronomical survey

天体、主として恒星や太陽の高度、方位角および時刻を観測し、観測した地点の地球上での位置(経度、緯度)、方位を定める測量。子午儀(しごぎ)、トランシット、アストロラーベなどの観測器械と精密な時刻受信装置が用いられる。[尾崎幸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

天文測量の関連キーワードレコード(Robert Recorde)アストロラーブ日本経緯度原点ポルトラーノ久米栄左衛門ゴロウニン最上徳内佐藤信淵本多利明細井広沢測地衛星梅園直雨久米通賢測地原点象限儀藤広則基準点大衍暦測地学

今日のキーワード

隗より始めよ

《中国の戦国時代、郭隗(かくかい)が燕(えん)の昭王に賢者の求め方を問われて、賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まってくる、と答えたという「戦国策」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

天文測量の関連情報