天狗山(読み)てんぐやま

日本歴史地名大系 「天狗山」の解説

天狗山
てんぐやま

小樽市の南西部にある山。標高五三二・五メートル。北西麓を於古発おこばち川、南部勝納かつない川が流れる。明治三一年(一八九八)小樽港図に天狗山がみえる。本来は信仰の山であったとみられ、弘法大師八十八ヵ所観音巡りがあり、地蔵が並ぶ。大正期初めには修行の道ができていたという(「北海道新聞」一九九六年七月六日付)。一九二〇年代からスキー場として発展、大正一〇年(一九二一)に始まった小樽スキー倶楽部は昭和二年(一九二七)に天狗山シャンツェを造成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「天狗山」の解説

天狗山

(北海道小樽市)
日本夜景遺産指定の地域遺産。
標高532m、眼下に小樽市街地石狩湾山並みに囲まれて浮かぶ街の光が一望できる。「北海道三大夜景」の1つ

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天狗山」の意味・わかりやすい解説

天狗山
てんぐやま

北海道北西部,小樽市の南西にある低い山。標高 533m。全国有数の規模施設を誇る天狗山スキー場があり,山頂からは市街地と小樽港が一望できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典・日本の観光資源 「天狗山」の解説

天狗山

(群馬県甘楽郡甘楽町)
ぐんま百名山」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天狗山の言及

【立山】より

…雄山北西斜面の山崎カール(天)や東斜面の御前谷,大汝,内蔵ノ助谷,真砂沢などのカール,南方の御山谷氷食谷など,氷河地形も多い。西側には,室堂平,天狗平,弥陀ヶ原といった溶岩台地が広がり,これらの緩斜面の南側に位置する国見岳(2621m)や天狗山(2600m)は立山旧火山のカルデラ壁である。雄山山頂には雄山神社峰本社がある。…

※「天狗山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android