日本歴史地名大系 「天神垣神社」の解説 天神垣神社あめのかみがきじんじや 鳥取県:西伯郡淀江町寺内村天神垣神社[現在地名]淀江町福岡上(うえ)ノ山(やま)に鎮座する。旧村社。「てんじんがき」と通称され、もとは天神・天満宮などともいわれた。祭神は少彦名命・大山祇命ほか三神。社地内から奈良時代の瓦の破片が出土した。創祀年代は不詳であるが、天正一三年(一五八五)一一月、吉川元長は戦火で焼失した当社を再建し、武運長久を祈っている(社蔵棟札)。この時の棟札の裏面には神像と梅花が描かれ、天神・菅原道真信仰の影響がうかがわれる。正徳六年(一七一六)汗入郡川西神社改帳(宇田川村史)によれば、寺内(てらうち)村の南方山下に一八間半・一一間の社地を有し、宮は五尺四方の柿葺、拝殿は一間半・二間の萱葺で、祭礼は九月九日。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by