太三郎(読み)たさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太三郎」の解説

太三郎(2) たさぶろう

1802-1849 江戸時代後期の漂流民。
享和2年生まれ。越中(富山県)の長者丸乗組員。天保(てんぽう)9年仙台沖で遭難。6ヵ月の漂流後,アメリカの捕鯨船に救助されハワイに上陸。その後カムチャツカ,アラスカをへて14年択捉(えとろふ)島に帰着嘉永(かえい)元年次郎吉,金蔵,六兵衛とともに帰郷した。嘉永2年5月9日死去。48歳。多三郎ともかく。

太三郎(1) たさぶろう

?-? 江戸時代中期-後期の農民
越中(富山県)礪波郡(となみぐん)福光村の人。養父伊左衛門が獄中病気になったとき身代わりとして入獄,天明7年(1787)藩主よりその孝を賞されて終身扶持米(ふちまい)をあたえられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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