太田資清(読み)おおたすけきよ

精選版 日本国語大辞典 「太田資清」の意味・読み・例文・類語

おおた‐すけきよ【太田資清】

室町中期の武将道灌の父。相模の人。扇ガ谷(おうぎがやつ)上杉氏に仕え、足利成氏と戦う。和歌連歌を好み、文明元年(一四六九宗祇心敬を招いて「河越千句」を催す。「新撰菟玖波集」に名をとどめる。法名自得院実慶道真。応永一八~明応元年(一四一一‐九二

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太田資清」の解説

太田資清 おおた-すけきよ

1411-1492 室町時代の武将。
応永18年生まれ。太田資房(すけふさ)の子。太田道灌(どうかん)の父。扇谷(おうぎがやつ)上杉持朝(もちとも)の重臣。宝徳2年足利成氏(しげうじ)と江の島で戦う。康正(こうしょう)元年持朝の子顕房が討ち死にしたのを機に武蔵(むさし)越生(おごせ)(埼玉県)に隠退。連歌にもすぐれ,飯尾宗祇(そうぎ)らをまねいて「河越千句」をおこなった。延徳4年2月2日死去。82歳。幼名は源六郎。号は道真。

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