デジタル大辞泉
                            「太竜寺」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    太竜寺 (たいりゅうじ)
        
              
                        徳島県阿南市にある真言宗の寺。舎心山常住院と号し,俗に西高野山とも称される。四国八十八ヵ所霊場の第21番札所。本尊虚空蔵菩薩。青年時代の空海がこの地で捨身求聞持(ぐもんじ)法の修行中,悪竜が現れて妨げたが,虚空蔵菩薩の法剣が飛来して悪竜を退け,その修行の成就をたすけたという伝承をもつ,弘法大師修行の霊地。戦国期に三好氏,近世に蜂須賀氏など歴代領主の保護により,阿波随一の名刹として栄えた。境内は広く老杉がしげり,堂宇に金堂,大師堂,三重塔,求聞持堂,鎮守,仁王門,庫裏などがあり,また山麓に竜岩窟と称する霊跡も残って,四国霊場中白眉の寺である。
執筆者:藤井 学
 
                                                          
     
    
        
    出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
	
    
  
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