太陽系小天体(読み)タイヨウケイショウテンタイ(その他表記)small solar system bodies

デジタル大辞泉 「太陽系小天体」の意味・読み・例文・類語

たいようけい‐しょうてんたい〔タイヤウケイセウテンタイ〕【太陽系小天体】

太陽系天体うち惑星準惑星、それらの衛星を除く小規模な天体の総称小惑星彗星や流星物質・ガス状の惑星間物質などからなる。2006年に開催された国際天文学連合定義SSSB(small solar system bodies)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「太陽系小天体」の意味・わかりやすい解説

太陽系小天体
たいようけいしょうてんたい
small solar system bodies

太陽の周りを公転する天体のうち、惑星、準惑星、衛星およびリング粒子を除くすべての天体の総称。太陽系小天体には、冥王星型天体(英語名はplutoid)を除いた太陽系外縁天体(英語名はtrans-Neptunian objects、略称TNO)と、ケレスを除いた小惑星、彗星(すいせい)、惑星間塵などが含まれる。2006年8月の国際天文学連合(IAU)での準惑星の定義の際に同時に設定された。

[編集部 2022年10月20日]

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