出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
鹿児島県、奄美諸島に広がる国立公園。陸域面積421.81平方キロメートル、海域面積330.82平方キロメートル。奄美群島国定公園(1974年指定)を核に2017年(平成29)国立公園に指定された。うち海域公園は笠利(かさり)半島東海岸、摺子(すりこ)崎、大島海峡、与論島(よろんじま)礁湖、与論海岸の5地区にわたる。奄美大島南部のリアス海岸、河口部のマングローブ林、湯湾(ゆわん)岳の亜熱帯広葉樹林、喜界島(きかいじま)の隆起サンゴ礁地形、徳之島(とくのしま)の犬田布(いんたぶ)岬や花崗(かこう)岩の巨岩がつらなるムシロ瀬、沖永良部島(おきのえらぶじま)の鍾乳洞(しょうにゅうどう)群、与論島の海岸地形などがおもなものである。これらの島々の位置や気候上の影響などによって、その景観や動植物相は特異である。島の人々の生活、風俗、習慣なども、昔ほどではないが、これらの自然的条件に応じた創意工夫がなされている。交通は、航路のほか、空路が一般的で、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島には空港がある。
[塚田公彦・編集部 2019年5月21日]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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