デジタル大辞泉 「奇正」の意味・読み・例文・類語 き‐せい【奇正】 奇抜な方法と正当な方法。また、兵法で、奇襲と正面攻撃。「―剛柔あらゆる手段を尽して見たが」〈鴎外・灰燼〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「奇正」の意味・読み・例文・類語 き‐せい【奇正】 〘 名詞 〙① 奇略を用いる方法と正道をいく方法。特に兵法で、奇襲戦法と正面攻撃。[初出の実例]「軍は奇正変化に有」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)天皇かちぢの御幸)② 変わった状態と普通の状態。[初出の実例]「造化の万象其の開闔変化の状昇降奇正の形生育殖養の功を吾が日本の内に鍾めたることや」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「奇正」の読み・字形・画数・意味 【奇正】きせい 奇襲の法と正攻法。〔孫子、勢〕戰勢は奇正にぎず。奇正の變は、(あ)げて窮むべからず。字通「奇」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報