奉上(読み)ホウジョウ

デジタル大辞泉 「奉上」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じょう〔‐ジヤウ〕【奉上】

貴人目上の人にさし上げること。また、書状のあて名に添える語。
主君に忠実に仕えること。
「其―の忠亦万国に夐絶し」〈吉岡徳明・開化本論〉

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精選版 日本国語大辞典 「奉上」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じょう‥ジャウ【奉上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 尊貴の人、目上の人などに、さしあげること。呈上すること。また、書状の名あてに添える語。ぶじょう。
    1. [初出の実例]「比属、臨池之次、写得奉上」(出典:性霊集‐四(835頃)劉希夷集書上表)
  3. 天子を上にいただくこと。主君のために尽くすこと。
    1. [初出の実例]「雪裏翫松、述納言奉上之貞節」(出典:詩序集(1133頃)冬中春詩序〈藤原明衡か〉)
    2. [その他の文献]〔魏書‐陸俟伝〕

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