奏聞(読み)ソウモン

デジタル大辞泉 「奏聞」の意味・読み・例文・類語

そう‐もん【奏聞】

[名](スル)天子に申し上げること。奏上。そうぶん。「民情奏聞する」

そう‐ぶん【奏聞】

そうもん(奏聞)

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精選版 日本国語大辞典 「奏聞」の意味・読み・例文・類語

そう‐もん【奏聞】

  1. 〘 名詞 〙 天子に奏上すること。そうぶん。
    1. [初出の実例]「応調庸者、〈略〉三百戸以上奏聞」(出典類聚三代格‐一五・慶雲三年(706)九月二〇日)
    2. 「『いかに』と御たづね有に、蔵人奏すべき方はなし。ありのままに奏聞す」(出典:平家物語(13C前)六)
    3. [その他の文献]〔魏志‐曹爽伝〕

そう‐ぶん【奏聞】

  1. 〘 名詞 〙そうもん(奏聞)〔文明十一年本下学集(1479‐1505)〕

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普及版 字通 「奏聞」の読み・字形・画数・意味

【奏聞】そうぶん・そうもん

上奏以聞する。〔後漢書、安帝紀〕(元初二年五月詔)三司は、外を是れ監す。に奏聞せず、擧正すること無し。天(てんさい)至重欺罔(ぎまう)の(つみ)大なり。

字通「奏」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の奏聞の言及

【奏】より

…天皇に政治上のことで勅裁を仰ぐために,口頭または文書で上申すること。その行為を奏上,上奏,奏聞などといい,内密に奏することを内奏,密奏という。密奏は奏状を密封して奏する場合もある。…

※「奏聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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