奥能登のあえのこと(読み)おくのとのあえのこと

事典 日本の地域遺産 「奥能登のあえのこと」の解説

奥能登のあえのこと

(石川県珠洲市;石川県輪島市;石川県鳳珠郡能登町;石川県鳳珠郡穴水町)
無形文化遺産指定地域遺産。
田の神を祀る儀礼で毎年12月2月に行われる。12月は田の神を田から家に迎え入れて食事を供するなど収穫を感謝し、2月は再び風呂に入れたり、食事を供するなど、田の神を家から田に送り出し豊作を祈願する。重要無形民俗文化財(風俗慣習)

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

デジタル大辞泉プラス 「奥能登のあえのこと」の解説

奥能登のあえのこと

石川県の珠洲市、輪島市など奥能登の地域に伝わる民俗行事。12月、収穫後の農家に田の神を招いてもてなし、翌年2月には田の神を送り出す儀式。1976年、国の重要無形民俗文化財に指定。2009年、ユネスコの無形文化遺産に登録

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android