普及版 字通 「奩」の読み・字形・画数・意味
奩
14画
(異体字)匳
15画
[字訓] はこ・くしげ
[説文解字]
[字形] 会意
大+區(区)。大はつまみのある蓋の形。區は器中に多くのもののある形。正字はに作り、斂(れん)声。〔説文〕五上に「はなり」とあり、鏡を入れる匣(はこ)とする。斂に収斂、ものを収め容れる意がある。字はまた匳に作る。鏡を収め、また、くしげ、香箱などに用いる。
[訓義]
1. はこ、香ばこ。
2. くしげ。
3. 鏡のはこ、方底のはこ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕奩 匳なり。ハコ・カラクシゲ
[熟語]
奩具▶・奩敬▶・奩甲▶・奩資▶・奩軸▶・奩田▶・奩幣▶
[下接語]
印奩・経奩・鏡奩・玉奩・古奩・香奩・綵奩・漆奩・朱奩・妝奩・粧奩・内奩・筆奩・薬奩
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報