奴草(読み)ヤッコソウ

デジタル大辞泉 「奴草」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐そう〔‐サウ〕【奴草】

ヤッコソウ科の寄生植物。シイの木の根に寄生し、高さ約7センチで全体に白い。太い肉質の根茎鱗片りんぺん状の葉が十字形に対生し、形が奴凧やっこだこを思わせる。晩秋白い花が1個咲く。宮崎市内海のものは特別天然記念物

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精選版 日本国語大辞典 「奴草」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐そう‥サウ【奴草】

  1. 〘 名詞 〙 ラフレシア科一年草四国九州にまれに生える無葉緑の寄生植物で、宮崎市内海のものは特別天然記念物に指定されている。高さ約五センチメートル。シイノキの根に寄生。葉は鱗片状で白く五~六対を対生。夏、茎頂花弁のない淡黄白色の奇形花をつける。花は蜜を分泌する鳥媒花。花の下にある大形の鱗片葉を奴の袖に見立てての名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「奴草」の解説

奴草 (ヤッコソウ)

学名Mitrastemon yamamotoi
植物。ラフレシア科の寄生植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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