好心寺(読み)こうしんじ

日本歴史地名大系 「好心寺」の解説

好心寺
こうしんじ

[現在地名]川井村箱石

閉伊川の南岸法師鼻ほうしばなにある。到遠山と号し曹洞宗で、もと常安じようあん(現宮古市)末。本尊釈迦如来文殊菩薩普賢菩薩の三尊。初め花原市けばらいち(現宮古市)華厳けごん院の呑虎が小庵を結び、寛文四年(一六六四)常安寺五世遠室竜浦が開基となったと伝える。文化一〇年(一八一三)箱石町の大火の際、諸堂を類焼したが、文政三年(一八二〇)に再建。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android