妊娠届(読み)にんしんとどけ

共同通信ニュース用語解説 「妊娠届」の解説

妊娠届

妊娠した人は母子保健法に基づき、住んでいる自治体に速やかに届け出なければならない。妊娠届を提出すると、母子健康手帳交付妊婦健診、両親学級といったサービスが受けられる。双子や三つ子といった多胎妊娠の場合も1件として受理される。届け出の時期は決まっていないが、国は早期の提出を勧奨しており、2018年度は93・3%の妊婦が妊娠11週以内に提出した。20年1~12月に届け出た人は、その7~8カ月後に出産を迎える人が多いとみられる。

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妊娠・子育て用語辞典 「妊娠届」の解説

にんしんとどけ【妊娠届】

「なぜプライベートな妊娠を届け出るの?」と思われる方もいるかもしれません。でも、届け出によって母子健康手帳が交付され、各種の母子保健サービスが受けられるようになりますから忘れないで。届け出先は居住地の市区町村役場(市立または区立保健所のある市や区の場合は保健所)です。流産心配がなくなる12週ごろに届け出る人が多いようです。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

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