妙隆寺(読み)みようりゆうじ

日本歴史地名大系 「妙隆寺」の解説

妙隆寺
みようりゆうじ

[現在地名]鎌倉市小町二丁目

小町大路こまちおおじ沿い、伝日蓮辻説法跡の北に建つ。日蓮宗、叡昌山と号する。本尊日蓮。寺地は千葉氏の屋敷跡とも伝える。万治元年(一六五八)の「妙隆寺由緒明細覚帳」(妙法寺蔵)によると、開山日英、開基千葉胤貞、至徳二年(一三八五)創建という。しかし、胤貞の存命は日英誕生以前であり、おそらく、本山の下総中山法華経なかやまほけきよう寺から胤貞が請負開基として祀られたのであろう。

妙隆寺
みようりゆうじ

[現在地名]上磯郡上磯町東浜二丁目

東西に走る国道二二八号沿いに延びる住宅街の一角にある。日蓮宗。旭寿山と号し、本尊は釈迦如来。慶応元年(一八六五)有川ありかわ村の小松太郎右衛門らが中心となり、箱館実行じつぎよう寺の末寺として一宇建立、妙隆庵と称したのに始まる(「北海道志」巻一〇)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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