日本歴史地名大系 「妙願寺」の解説 妙願寺みようがんじ 岡山県:津山市津山城下戸川町妙願寺[現在地名]津山市戸川町浄土真宗本願寺派、法雲山と号し、本尊阿弥陀如来。江戸時代の戸川(とがわ)町に位置し、万治町絵図では、東は新職人(しんしよくにん)町と町内、西は町内と南新座(みなみしんざ)侍屋敷、南は南新座侍屋敷と桶屋(おけや)町、北は町内、境内は東西二四間・南北三三間。「森家先代実録」によれば、天正年中(一五七三―九二)森氏の旧領美濃国金山(かねやま)(現岐阜県可児郡兼山町)に建立され、元和七年(一六二一)津山城下に再建された。「武家聞伝記」同年四月条に、妙願寺堂棟上げ、翌八年藩主の初めての御成、同書寛永一五年(一六三八)七月一七日条に歌舞伎が興行され、見物人が多数であったことを記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by