日本歴史地名大系 「妻山古墳群」の解説 妻山古墳群つまやまこふんぐん 佐賀県:杵島郡白石町神辺村妻山古墳群[現在地名]白石町大字馬洗杵島山の東北方に位置する妻山(一八〇メートル)の東側山腹、標高七〇メートルの所に所在。東方七〇〇メートルの丘尾の所に妻山神社が鎮座。古墳時代後期の六世紀後半頃の古墳群であろうと推定される。昭和三六年(一九六一)に発見され、応急調査が実施された(「妻山石棺遺跡」新郷土・昭和三七年二月号)。すべてが小円墳で、墳丘はほとんど破壊されていたため、その規模は不明。内部主体は、箱式石棺四基、石蓋土壙一基の五基であったが、ほかに破壊され調査不能のもの一基と、調査後出土した一基の合わせて二基の箱式石棺と、破壊された横穴式石室墳一基がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報