姫萩科(読み)ひめはぎか

精選版 日本国語大辞典 「姫萩科」の意味・読み・例文・類語

ひめはぎ‐か‥クヮ【姫萩科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。約一二属八〇〇余種があり、ニュージーランドポリネシアおよび南北両極地圏を除く世界中に分布する。草本または低木。葉は互生、対生または輪生し、普通托葉がないが、ときに刺状または鱗片状の托葉がある。花は総状、穂状または円錐花序をなし、総苞または総苞片がある。両性左右相称萼片は通常五個。まれに合生して先端が五裂し、その内二個が大きく舌状になるものがある。花弁は五個、通常三個が宿存し、筒状合生した花糸と多少合着している。雄しべは普通五数性で基部が合生し単体となり、子房は上位で二室。各室に一個の胚珠がある。果実は蒴果、堅果または石果。日本にはヒメハギ、ヒナノカンザシなど数種が自生する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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