婆伽婆(読み)ばがば

精選版 日本国語大辞典 「婆伽婆」の意味・読み・例文・類語

ばがば【婆伽婆】

  1. ( [梵語] bhagavat の音訳。「ばぎゃば」「ばがぼん」「ばぎゃぼん」とも )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語
    1. 仏の敬称の一つ。「世尊」「有徳」などと訳し、煩悩を離れ、人々に尊ばれることを表わす。ぼぎゃぼん。薄伽梵。〔薬師如来本願経〕
    2. インド仙人や貴人に対し用いる一般的呼称
  3. [ 2 ] 阿彌陀如来の三七種の呼び名の一つ。
    1. [初出の実例]「みなひと婆伽婆を帰命せよ」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)浄土一)
    2. [その他の文献]〔讚阿彌陀仏偈〕

ばぎゃば【婆伽婆】

  1. 〘 名詞 〙ばがば(婆伽婆)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android