デジタル大辞泉
「婆羅門僧正」の意味・読み・例文・類語
バラモン‐そうじょう〔‐ソウジヤウ〕【婆羅門僧正】
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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婆羅門僧正
ばらもんそうじょう
[生]?
[没]天平宝字4(760)
日本に渡来したインドの仏教僧。バラモン階級のバーラドバージャ Bhāradvāja姓の出身で,名をボーディセーナ Bodhisenaといい,菩提僊那 (ぼだいせんな) などと音写。中国僧道せん,ベトナム僧仏徹とともに天平2 (730) 年に中国を出帆,同8年太宰府に到着。行基とも会見し,天平勝宝2 (750) 年には僧正となった。また,東大寺の大仏開眼の法会には導師をつとめた。『華厳経』に学殖の深い人であったらしく,また呪術的な面に秀でていたといわれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の婆羅門僧正の言及
【菩提僊那】より
…Budhisenaの音訳。世に婆羅門僧正,菩提僧正という。南天竺の婆羅門の出とされ,中国五台山の文殊菩薩の霊験を耳にして入唐し,第9次遣唐使多治比広成,学問僧理鏡の要請にこたえて,林邑僧仏哲,唐僧[道璿](どうせん)らとともに,736年(天平8)5月に大宰府に来航し,8月難波津に到着,行基などの出迎えをうけて平城左京の大安寺に入り,子弟を指導した。…
※「婆羅門僧正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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