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菩提僊那 ボダイセンナ

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デジタル大辞泉の解説

ぼだい‐せんな【菩提僊那】

《〈梵〉Bodhisenaの音写》[704~760]奈良時代インド僧。文殊菩薩を慕って中国に渡り、天平8年(736)遣唐使の要請で来日。東大寺大仏開眼供養の導師を務めた。婆羅門(バラモン)僧正。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

菩提僊那 ぼだい-せんな

704-760 インドの僧。
唐(とう)(中国)にいたとき,遣唐使多治比広成(たじひの-ひろなり)らの要請をうけ天平(てんぴょう)8年(736)来日。奈良の大安寺にはいり,のち僧正となり,東大寺大仏開眼供養の導師をつとめた。つねに華厳経をよみ,呪術(じゅじゅつ)にもすぐれていたという。婆羅門(ばらもん)僧正とよばれた。天平宝字4年2月25日死去。57歳。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぼだいせんな【菩提僊那】

704‐760
奈良時代に渡来したインド僧。Budhisenaの音訳。世に婆羅門僧正菩提僧正という。南天竺の婆羅門の出とされ,中国五台山文殊菩薩の霊験を耳にして入唐し,第9次遣唐使多治比広成,学問僧理鏡の要請にこたえて,林邑僧仏哲,唐僧道璿(どうせん)らとともに,736年(天平8)5月に大宰府に来航し,8月難波津に到着,行基などの出迎えをうけて平城左京の大安寺に入り,子弟を指導した。つねに《華厳経》をよみ,密呪をよくした。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菩提僊那
ぼだいせんな

婆羅門僧正」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菩提僊那
ぼだいせんな
(?―760)

奈良時代に日本へ帰化したインド僧。婆羅門(ばらもん)階級の出身。サンスクリット名ボディセーナBodhisenaの音写。菩提仙那とも書かれ、覚軍と訳され、婆羅門僧正(そうじょう)とよばれた。五台山文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の神霊に感応して中国に渡り、さらに733年(天平5)遣唐使多治比真人広成(たじひのまひとひろなり)(?―739)らの要請によって林邑(りんゆう)国(現、ベトナム南部)の仏哲(ぶってつ)、中国僧道(どうせん)と来日した。736年筑紫大宰府(つくしだざいふ)に着く。奈良の大安寺に住し、『華厳(けごん)経』を諷誦(ふじゅ)し呪術(じゅじゅつ)を行った、という。751年(天平勝宝3)僧正となり、翌752年、東大寺大仏開眼供養(かいげんくよう)の導師となる。天平宝字(てんぴょうほうじ)4年、57歳で死去した。霊山寺に墓がある。[田村晃祐]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の菩提僊那の言及

【大仏開眼】より

… 752年4月9日の法会には,天皇,上皇,皇太后以下多くの官人が参列し,1万人の僧尼を招いて盛大な開眼供養が行われた。開眼導師にはインドの帰化僧バラモン・ボジセンナ(菩提僊那(ぼだいせんな)),講師に隆尊,読師に延福,咒願師に唐僧道璿(どうせん)が起用され,行基の弟子景静は都講となり法会を総括した。ボジセンナの用いた筆墨は現に正倉院に伝わり,参集の人々とともに開眼に擬した開眼縷も伝わっている。…

【唐】より

…また遣唐使の帰国の際,ともなわれて来日した唐人もあり,なかでも袁晋卿(えんしんけい)は音道の発展に貢献し,鑑真(がんじん)とその弟子たちは日本の仏教や美術の発展に大きな役割を果たした。また,遣唐使とともに唐に来ていた外国人の僧も来日し,インド僧の菩提僊那(ぼだいせんな)は,東大寺の大仏開眼の導師をつとめた。 平安時代に入ると,804年(延暦23)に出発した遣唐使に最澄空海が随行し,帰国した彼らは,唐の仏教と日本の固有信仰との交渉のなかから,日本的な仏教が生まれてくる基礎を築いた。…

【東大寺】より

…大仏殿の建立も鋳造の進とともに始められたようで,殿内には尼信勝・善光発願の像高3丈の乾漆の両脇侍像や,六宗の仏典を納めた絵厨子6基も納置され,752年4月9日に盛大な開眼供養会が行われた。聖武上皇に代わって開眼師にはインド僧菩提僊那(ぼだいせんな),講師は隆尊,唐僧道璿(どうせん)が咒願師,物故していた行基に代わって高弟景静が都講に起用された(大仏開眼)。金鐘寺以来当寺の建立に尽力した良弁(ろうべん)は,同年5月に東大寺別当に補せられ,諸大寺の別当職の先例を開いた。…

※「菩提僊那」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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