嫋嫋(読み)ジョウジョウ

デジタル大辞泉 「嫋嫋」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じょう〔デウデウ〕【××嫋/××裊】

[ト・タル][文][形動タリ]
風がそよそよと吹くさま。
薫風―として菜花黄波を揚ぐ」〈織田訳・花柳春話
長くしなやかなさま。
「―と裾を引きながら」〈秋声仮装人物
音声が細く長く、尾を引くように響くさま。「余韻―たる笛の音」
[類語]颯颯春風駘蕩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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普及版 字通 「嫋嫋」の読み・字形・画数・意味

【嫋嫋】じようじよう(でうでう)

しなやかにうちつづくさま。〔楚辞九歌湘夫人子、北り 目、渺渺(べうべう)として予(われ)を愁へしむ 嫋嫋たる秋風 洞波だちて、木下る

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