嫌忌(読み)ケンキ

デジタル大辞泉 「嫌忌」の意味・読み・例文・類語

けん‐き【嫌忌】

[名](スル)《「けんぎ」とも》いみきらうこと。ひどくいやがること。
「潔癖な音楽家から軽視されあるいは―されるのも」〈寅彦蓄音機

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嫌忌」の意味・読み・例文・類語

けん‐き【嫌忌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けんぎ」とも ) いみきらうこと。また、いみきらわれること。
    1. [初出の実例]「われかく彼が養ひを得て、嫌忌(ケンギ)の中に月日をおくり」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)
    2. [その他の文献]〔晉書‐桓彝伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「嫌忌」の読み・字形・画数・意味

【嫌忌】けんき

いみきらう。〔後漢書、孔融伝〕曹操忌を積む。~に丞相軍謀祭酒路粹をして、を枉げて融を奏せしめ、~獄に下して市す。~妻子皆誅せらる。

字通「嫌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android