子の日(読み)ネノヒ

デジタル大辞泉 「子の日」の意味・読み・例文・類語

ね‐の‐ひ【子の日】

《「ねのび」とも》
十二支の子にあたる日。特に、正月最初の子の日。 新年》
子の日の遊び」の略。
子の日の松」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「子の日」の意味・読み・例文・類語

ね【子】 の 日(ひ)

  1. ( 「ねのび」とも )
  2. 十二支の子にあたる日。特に、正月の最初の子の日をいうことが多い。この日、野に出て小松を引き若菜を摘み、遊宴して千代を祝う。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「ねのひに船岡におはしましたりけるに」(出典:亭子院御集(10C中))
  3. ね(子)の日の松」の略。
    1. [初出の実例]「君がうゑし松ばかりこそ残りけれいづれの春の子日なりけん〈源為善〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)雑四・一〇四六)

子の日の補助注記

「ネノヒ」は「根延(の)び」に通じると解され、「日葡辞書」「書言字考節用集」に「ネノビ」と三拍目が濁音の例が見られる。

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