子来(読み)しらい

精選版 日本国語大辞典 「子来」の意味・読み・例文・類語

し‐らい【子来】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じらい」とも。「詩経大雅霊台」の「経始勿亟、庶民子来」による語 ) 子が親を慕うように、高徳主君もと民衆が喜び集まること。
    1. [初出の実例]「令路橋、子来之義勿労擾」(出典続日本紀‐和銅元年(709)二月戊寅)
    2. 「日ならず功成る。始て知る、庶民子来の虚語ならざることを」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    3. [その他の文献]〔宋書‐武帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「子来」の読み・字形・画数・意味

【子来】しらい

子のように慕ってくる。〔詩、大雅、霊台〕經始(けいし)亟(すみ)やかにすること勿(なか)れ 庶民子のごとく來る

字通「子」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android