孔雀貝(読み)クジャクガイ

デジタル大辞泉 「孔雀貝」の意味・読み・例文・類語

くじゃく‐がい〔‐がひ〕【×雀貝】

イガイ科の二枚貝岩礁足糸で固着する。殻長約4センチ、やや三角形で、殻表に細かい筋が刻まれ、青緑色。本州以南に分布

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「孔雀貝」の意味・読み・例文・類語

くじゃく‐がい‥がひ【孔雀貝】

  1. 〘 名詞 〙 イガイ科の二枚貝。房総半島以南の潮間帯に分布し、岩礁に群生する。殻長約五センチメートル。殻は殻頂がとがり、くさび形を呈する。表面は緑色または暗褐色放射状の溝があり、内面真珠光沢がある。
    1. [初出の実例]「孔雀貝太平御覧あればこそ〈白扇〉 八枚屏風世にも厭たり〈敬雨〉」(出典:俳諧・花月六百韻(1719)月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「孔雀貝」の解説

孔雀貝 (クジャクガイ)

学名Septifer bilocularis
動物。イガイ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android