孤舟(読み)コシュウ

デジタル大辞泉 「孤舟」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅう〔‐シウ〕【孤舟】

一つだけぽつんと浮かぶ舟。

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精選版 日本国語大辞典 「孤舟」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゅう‥シウ【孤舟】

  1. 〘 名詞 〙 水上にただ一隻浮かんでいる舟。大きな流れの中の一隻の小舟
    1. [初出の実例]「大海途難渉、孤舟未廻」(出典文華秀麗集(818)上・秋朝聴鴈寄渤海入朝高判官釈録事〈坂上今雄〉)
    2. 「歌うたって楓葉の陰を過ぐれば、孤舟(コしう)に秋を載せたり」(出典:太平記(14C後)四)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐経曲阿作詩〕

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普及版 字通 「孤舟」の読み・字形・画数・意味

【孤舟】こしゆう(しう)

一そうの舟。唐・杜甫〔岳陽楼に登る〕詩 親一字無く 老(らうへい)、り 戎馬、關山の北 軒に憑(よ)つて涕泗(ていし)

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