宇佐見英治(読み)ウサミ エイジ

20世紀日本人名事典 「宇佐見英治」の解説

宇佐見 英治
ウサミ エイジ

昭和・平成期の詩人,評論家 明治大学名誉教授。



生年
大正7(1918)年1月13日

没年
平成14(2002)年9月14日

出生地
大阪府大阪市

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部倫理学科〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
歴程賞(第20回)〔昭和57年〕「雲と天人」,宮沢賢治賞(第7回)〔平成9年〕

経歴
第一次、第二次の「同時代」同人として活躍。「歴程」にも参加し、また昭和63年まで明治大学教授をつとめ、評論、小説、詩、エッセイ翻訳など多方面で活躍。明澄文体で現代作曲家や美術家にも影響を与えた。33年刊行の短編小説集「ピエールはどこにいる」をはじめ、「空と夢」「縄文幻想」「迷路の奥」「石を聴く」「雲と天人」「芸術家の眼」「石の夢」「辻まことの思い出」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇佐見英治」の解説

宇佐見英治 うさみ-えいじ

1918-2002 昭和後期-平成時代の詩人,フランス文学者。
大正7年1月13日生まれ。第1・第2次「同時代」同人として矢内原伊作らと活動。詩誌「歴程」にもくわわる。昭和57年ふかい思索と知的澄明性をたもつ「雲と天人」で藤村記念歴程賞。平成9年宮沢賢治賞。明大教授をつとめた。平成14年9月14日死去。84歳。大阪出身。東京帝大卒。著作に「三つの言葉」「石を聴く」,小説に「ピエールはどこにいる」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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