宇宙寺院(読み)うちゅうじいん

知恵蔵mini 「宇宙寺院」の解説

宇宙寺院

2023年に打ち上げ予定の人工衛星内に建立される仏教寺院名称は「浄天院劫蘊寺(ごううんじ)」。京都府京都市にある醍醐寺と、人工衛星開発会社のテラスペース(同市)によって共同計画が進められている。縦20センチメートル、横30センチメートル、奥行き10センチメートルほどの人工衛星の内部ミニチュアの大日如来像や曼荼羅(まんだら)をおさめて打ち上げ、地球から約500キロメートル離れた軌道を周回させる。参拝者は人工衛星の位置情報をスマートフォンで受け取り、上空に向かって参拝することができる。参拝者から寄せられた願い事をデータにして人工衛星に届けることも計画されている。

(2021-2-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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