宇宙進化論(読み)ウチュウシンカロン(その他表記)evolution of the universe

デジタル大辞泉 「宇宙進化論」の意味・読み・例文・類語

うちゅう‐しんかろん〔ウチウシンクワロン〕【宇宙進化論】

宇宙の始まりから現在を経て未来に至る進化を研究する天文学の一分野。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宇宙進化論」の意味・読み・例文・類語

うちゅう‐しんかろんウチウシンクヮロン【宇宙進化論】

  1. 〘 名詞 〙 宇宙の進化を研究する天文学の一部門。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宇宙進化論」の意味・わかりやすい解説

宇宙進化論
うちゅうしんかろん
evolution of the universe

宇宙がいかに生成し進化してきたか,またこれからどうなっていくかを理解しようとする天文学の一部門。18世紀後半に初めてこの問題に手をつけたイマヌエル・カントピエール=シモン・ラプラスの星雲説以来,ジェームズ・H.ジーンズの潮汐説カルルフリードリヒフォン・ワイゼッカーの新星雲説(乱流渦動説),R.リトルトン連星起源説など,主として論じられたのは太陽系の起源であった。その後恒星の核エネルギー源が明確になり,またハッブルの法則などによって,全宇宙の進化についても考えられるようになった。今日,宇宙の起源についてはビッグバン説主流となっている。また,インフレーション宇宙理論などはわれわれのこの宇宙も無数の宇宙のなかの一つであると考え,さらに広い視野からの理論構築も行なわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android