日本歴史地名大系 「安住寺」の解説 安住寺あんじゆうじ 大分県:杵築市杵築城下安住寺[現在地名]杵築市南杵築杵築城下の寺(てら)町にあり、釣鼇山と号し、臨済宗南禅寺派。本尊は釈迦如来。正元元年(一二五九)領主木付氏の初代親重の創建。導師に京都東福寺の聖一国師を招いて開山とし、安岐(あき)郷の仏山正眼を住持とした。木付氏累代の菩提所であったが、文禄二年(一五九三)大友氏に殉じて木付氏も滅び寺も衰微した。正保二年(一六四五)松平英親入部後の延宝年間(一六七三―八一)現在地に再興され、三室をもって中興の祖とした。本堂・庫裏・鐘楼・山門・開山堂・書院をもち、九六四坪の広大な敷地に立派な庭園ももつ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報