ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安平大君」の意味・わかりやすい解説
安平大君
あんぺいたいくん
An-p'yǒng Taegun
[没]端宗1(1453)
朝鮮,李朝の書家,文人。世宗の第3子で本名は李よう。字は清之。号は匪懈堂,琅 玕居士,梅竹転。学問を好んで詩文にすぐれ,書画に巧みであった。芸術の庇護者として当時の書家,画家などと広く交友を結んだ。安堅が彼の夢物語を描いた『夢遊桃源図巻』 (1447,天理図書館) は李朝山水画の最高傑作として著名。
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