安田講堂事件

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安田講堂事件

1968年1月、東大医学部生が無給研修医制度への反対ストを始めた。大学が「医局員を軟禁して交渉した」として学生を処分したが、1人がその場にいなかったことが判明。7月以降、大学と対立した学生が安田講堂を占拠した。医学部以外にも波及し、東大闘争全学共闘会議(全共闘)が結成され、大学運営の民主化などが争われた。大学当局の要請を受けた警視庁機動隊が、69年1月18、19日に安田講堂などから学生らを排除して封鎖を解除した。一連紛争影響で同年の入試は中止された。

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