安達曈子(読み)アダチ トウコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「安達曈子」の解説

安達 曈子
アダチ トウコ


職業
花道家

肩書
花芸安達主宰,花芸安達会会長

生年月日
昭和11年 6月22日

出生地
東京都 港区

学歴
学習院女子高等科卒

経歴
安達式挿花初代家元・安達潮花の二女として生まれる。60年の伝統ある流派の次期家元として育てられるが、昭和43年父との考え方の相違を理由に独立、安達曈子制作室を設立。48年より別派の花芸安達流を主宰、日本の伝統的な華道と西洋芸術との融合追究。55年2代目家元となった長兄・良昌の急死を機に安達式は免許状や機関誌発行など一切の活動をやめ、56年事実上花芸安達流として一本化した。61年には新本部・花芸の館を建設。外部の生け花団体には一切加盟せず、独自の道を歩んだ。一方、着物の似合う才女としてテレビ、ラジオなどでも活躍、NHKのバラエティ番組「連想ゲーム」で長く解答者を務めた。著書に「花芸への道」「花芸365日」「道・桜仙抄」「椿しらべ」などがある。

没年月日
平成18年 3月10日 (2006年)

家族
父=安達 潮花(初代)(花道家),兄=安達 潮花(2代目)(花道家),養女=安達 曈子(2代目)

伝記
安達曈子の花一路 荒井 魏 著(発行元 毎日新聞社 ’00発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安達曈子」の解説

安達曈子 あだち-とうこ

1936-2006 昭和後期-平成時代の華道家。
昭和11年6月22日生まれ。安達式挿花(そうか)初代家元安達潮花の次女後継者とされたが,父との考え方の違いから昭和43年独立。48年から花芸安達流を主宰する。2代潮花の死を機に,56年安達式挿花を統合した。環境庁自然環境保全審議会委員,日本ツバキ協会会長。平成18年3月10日死去。69歳。東京出身。学習院女子高等部卒。著作に「花芸への道」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「安達曈子」の解説

安達 曈子 (あだち とうこ)

生年月日:1936年6月22日
昭和時代;平成時代の花道家
2006年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android