宗形神社(読み)むなかたじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「宗形神社」の意味・読み・例文・類語

むなかた‐じんじゃ【宗形神社】

  1. 岡山県赤磐市是里にある神社。旧県社。祭神は多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)ほか二柱。中世、巻峯八幡宮・山形八幡宮と呼ばれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「宗形神社」の解説

宗形神社
むなかたじんじや

[現在地名]米子市宗像

宗像むなかたの南方丘陵裾、字むこうでんにある。旧郷社。明治初年までは宗像神社と記された。創建の時期は不詳。主祭神は田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命の三女神、経津主命・武甕槌命などを配祀する。「伯耆民談記」には天稚彦命が祭神と記される。「延喜式」神名帳にみえる会見あいみ郡二座のうちの「ムナカタノ神社」に比定される。伯耆六社の一つで、伯耆五の宮とも称された。「文徳実録」斉衡三年(八五六)八月五日条によれば、「宗形神」が従五位上に叙せられている。古くは現在の社地より北方の字宮谷みやのたに本宮とよばれる所に祀られていたが、社蔵の古棟札によると弘治二年(一五五六)尼子晴久により現在地に移されたという(伯耆志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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