宗徳寺跡(読み)そうとくじあと

日本歴史地名大系 「宗徳寺跡」の解説

宗徳寺跡
そうとくじあと

[現在地名]八王子市八木

蟠竜山と号する。本尊釈迦如来。もと曹洞宗であったが、現在は仏教系単立。昭和四九年(一九七四)滝山たきやま町に移転。開基八木源左衛門、開山藍底盛悦と伝え、八王子横山十五はちおうじよこやまじゆうご宿の八木やぎ宿に建てられた福聚ふくじゆ庵を前身とするという。天正一〇年(一五八二)三月武田勝頼が天目てんもく山で自害したとき、武田信玄の客臣成田康成が一子秀丸を旧臣八木源左衛門に託した。源左衛門は八木宿に隠れたが、同一八年秀丸が病死し、その菩提を弔うため観音像を刻み、藍底盛悦の開眼を得て一庵を建てたのが宗徳寺という(八王子市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む