デジタル大辞泉 「定言」の意味・読み・例文・類語 てい‐げん【定言】 論理学で、「もし」とか「または」とかの仮定・条件を設けず、無条件に断定する立言。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「定言」の意味・読み・例文・類語 てい‐げん【定言】 〘 名詞 〙① ( ━する ) ある命題・主張・判断を、「もし」とか「あるいは」のような条件をつけずに断定すること。また、その断定。[初出の実例]「凡そ辨決の主位と属位と一致することを定言するものは、肯定にして、其一致せざるを定言するものは否定なり」(出典:教育学(1882)〈伊沢修二〉二)② 文中で①を表現する働きをするもの。連辞。〔百学連環(1870‐71頃)〕③ ある物事についてのある定まった説。[初出の実例]「古くからの戦ひに橋を破壊して守らうとしたものは、きっと敗れたといふのは、〈略〉近来兵学の定言のやうにきいてゐる」(出典:日本の橋(1936)〈保田与重郎〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例