狂言の曲名。脇(わき)狂言・太郎冠者(かじゃ)物。主人に命じられて都に宝物を買いにきた太郎冠者(シテ)を、すっぱ(詐欺師(さぎし))が呼び止め、太鼓の古撥(こばち)を打出(うちで)の小槌(こづち)と偽って差し出す。教えられた呪文(じゅもん)を唱え、「カッタリ、カッタリ」と撥を振ったところ、すっぱの投げた脇差(わきざし)が両脚の間から飛び出してきたので、冠者はすっかり信用してしまい、その古撥を高値で買って持ち帰る。ところが、主人の所望する馬を打ち出そうとしてもいっこうに出てこない。苦しい言い逃れも底をついた冠者が、「カッタリ、カッタリ」とご普請の音がするのはご立身の前兆でめでたいことだというと、主人も冠者を許し、和やかに終わる。『末広がり』系統の祝言色の濃い曲であるが、言い逃れに苦心する太郎冠者のユーモラスな演技も見どころである。
[池田英悟]
福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...