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宝の槌 タカラノツチ

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デジタル大辞泉の解説

たからのつち【宝の槌】

狂言。打ち出の小槌(こづち)だとだまされて古い太鼓のばちを買った太郎冠者が、何も出ないので主人にいろいろ言いわけをする。

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監修:松村明
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大辞林 第三版の解説

たからのつち【宝の槌】

狂言の一。主人の命で都へ宝物を求めに行った太郎冠者は、古い太鼓のばちを宝の槌だと偽って売りつけられる。帰っていろいろ打ち出そうとするが一向に出ず、主人にあれこれと言いわけする。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宝の槌
たからのつち

狂言の曲名。脇(わき)狂言・太郎冠者(かじゃ)物。主人に命じられて都に宝物を買いにきた太郎冠者(シテ)を、すっぱ(詐欺師(さぎし))が呼び止め、太鼓の古撥(こばち)を打出(うちで)の小槌(こづち)と偽って差し出す。教えられた呪文(じゅもん)を唱え、「カッタリ、カッタリ」と撥を振ったところ、すっぱの投げた脇差(わきざし)が両脚の間から飛び出してきたので、冠者はすっかり信用してしまい、その古撥を高値で買って持ち帰る。ところが、主人の所望する馬を打ち出そうとしてもいっこうに出てこない。苦しい言い逃れも底をついた冠者が、「カッタリ、カッタリ」とご普請の音がするのはご立身の前兆でめでたいことだというと、主人も冠者を許し、和やかに終わる。『末広がり』系統の祝言色の濃い曲であるが、言い逃れに苦心する太郎冠者のユーモラスな演技も見どころである。[池田英悟]

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