宝典(読み)ホウテン

デジタル大辞泉 「宝典」の意味・読み・例文・類語

ほう‐てん【宝典】

貴重な書物
実際に役立つ知識を集めた書物。「育児宝典

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宝典」の意味・読み・例文・類語

ほう‐てん【宝典】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貴重な書物。たいせつな本。
    1. [初出の実例]「夫法華経者、所謂宝典乎」(出典:菅家文草(900頃)一一・為弾正尹親王先妣紀氏修功徳願文)
    2. 「無上甚深(じむじむ)の宝典なり」(出典:本願寺聖人親鸞伝絵(1295)上)
    3. [その他の文献]〔江淹‐為蕭拝相国謝斉公十郡九錫章〕
  3. 重宝な書物。日常用いて便利な内容の本。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宝典」の読み・字形・画数・意味

【宝典】ほうてん

珍重の書。

字通「宝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宝典の言及

【ラルース百科事典】より

…この辞典は辞書出版社としてのラルース社の基礎を据え,97年からはオージュClaude Auge編の《図解新ラルース辞典Nouveau Larousse illustré》8巻(1904完結)が出され1907年には補巻も出版された。この年から57年までABC順の辞書形式の《月刊ラルース》が刊行され改訂に役だったことと,〈農芸〉〈医学〉〈料理〉〈家事〉などの専門分野別の《宝典》を出していたことにも注目すべきである。オージュの子ポールPaul Augeは1924年,小型1巻本の《小ラルース辞典Petit Larousse》を出し,さらに父の8巻本を基に《20世紀ラルースLarousse XX siècle》6巻(1928‐33)を刊行,45年まで版を重ねたが50年からは増補訂正を緑色のページに刷って加え,53年にはこのページを1冊にまとめた補巻を出した。…

※「宝典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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