宝泉院(読み)ほうせんいん

日本歴史地名大系 「宝泉院」の解説

宝泉院
ほうせんいん

[現在地名]弘前市西茂森町二丁目

西茂森にししげもり町禅林街三十三ヵ寺の一つ。長勝ちようしよう寺を主座とする上寺の南側にあり、蘭庭らんてい院と陽光ようこう院の間に位置。赤倉山と号し、曹洞宗本尊は赤倉山大権現。もと隣松りんしよう寺末寺。開山は隣松寺二世月寒雲鶴。開基は不詳。

長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、初め中畑なかはた村にあったが、鬼沢おにざわ村に移り、その後弘前城下に移転したとあり、開基年代不詳とする。曹洞諸寺院縁起志(宗徳寺蔵)は、初めから鬼沢村にあったとする。正徳元年(一七一一)の寺社領分限帳(市立弘前図書館蔵)には、慶長年間(一五九六―一六一五)に鬼沢村から現在地へ移ったとある。


宝泉院
ほうせんいん

[現在地名]安城市福釜町 西天

県道丸山後―安城線に沿っている。清流山良心りようしん寺と号し、浄土宗鎮西派。本尊阿弥陀如来。大樹だいじゆ(岡崎市)のもと末寺。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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