デジタル大辞泉 「薬王菩薩」の意味・読み・例文・類語 やくおう‐ぼさつ〔ヤクワウ‐〕【薬王菩薩】 《〈梵〉Bhaiṣajya-rājaの訳》良薬を施与して人々の病苦をいやすという誓いを立てた菩薩。勇施ゆせ菩薩とともに法華経の持経者を保護する。薬上菩薩とともに釈迦しゃかの脇侍きょうじとされる。また、二十五菩薩の一。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「薬王菩薩」の意味・読み・例文・類語 やくおう‐ぼさつヤクワウ‥【薬王菩薩】 釈迦如来の脇侍の一つ。過去に、星宿光長者と称した時、大乗を聞いて、妙薬によって民衆の心身の病を治療しようという大願を起こした菩薩で、薬上菩薩はその弟。ともに未来世には仏となると記別を受けた。また阿彌陀の二十五菩薩の一つに数える。薬王。[初出の実例]「四天王下、念薬王菩薩」(出典:口遊(970)内典門)[その他の文献]〔法華経‐法師品〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例