実科(読み)ジッカ

精選版 日本国語大辞典 「実科」の意味・読み・例文・類語

じっ‐か‥クヮ【実科】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学校教育で、実際の演習を主とする科目。図画工作裁縫・料理など。
    1. [初出の実例]「中学の証明があれば、実科を少し遣れば訳はありゃしないから」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉三)
  3. 農業科・商業科など、実用性を主眼とした教科をいう。
  4. 教育制度としての実科課程の略称。→実科中学校実科高等女学校
    1. [初出の実例]「妹は、せめて実科の女学校くらゐには通はせて貰ひたいといった」(出典:波(1928)〈山本有三〉子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android