客をする(読み)キャクヲスル

デジタル大辞泉 「客をする」の意味・読み・例文・類語

きゃくを◦する

客を招いて、もてなす。
「赤い飯を炊いて―◦するという相談が」〈漱石こゝろ
[類語]接客応接応対接待人あしらい客あしらい客扱い

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精選版 日本国語大辞典 「客をする」の意味・読み・例文・類語

きゃく【客】 を する

  1. 遊女が客をとる。
    1. [初出の実例]「わが様に客をせぬと、河岸(かし)へおろして百蔵(びゃくざう)にする」(出典歌舞伎男伊達初買曾我(1753)三)
  2. 客を招いて、もてなす。
    1. [初出の実例]「私のために赤い飯を炊いて客をするという相談が」(出典:こゝろ(1914)〈夏目漱石〉三)
  3. 客になる。
    1. [初出の実例]「春代には、殆ど毎晩のやうに、喜久川で客をしながら逢ってゐた」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉夏霜枯)

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