客子(読み)かくし

精選版 日本国語大辞典 「客子」の意味・読み・例文・類語

かく‐し【客子】

  1. 〘 名詞 〙 旅人旅客遊子
    1. [初出の実例]「客子無眠投五夜、正逢山頂孤明月」(出典:文華秀麗集(818)下・五夜月〈良岑安世〉)
    2. 「妓姿の情態、客子の游風、其の地勢に由て自ら異同有り」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「客子」の読み・字形・画数・意味

【客子】きやくし

旅人。陳・徐陵〔関山月、二首、一〕楽府 關山、三五 客子、秦川を(おも)ふ 思、高樓の上 に當りて應(まさ)に未だ眠らざるべし

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