客居(読み)マロウドイ

デジタル大辞泉 「客居」の意味・読み・例文・類語

まろうど‐い〔まらうどゐ〕【客居/賓居】

客を通す座敷客間応接間
「例の―の方におはするにつけても」〈・早蕨〉

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精選版 日本国語大辞典 「客居」の意味・読み・例文・類語

かっ‐きょカク‥【客居】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かく」は「客」の漢音 ) 客人として滞在すること。旅行者、またはよそ者として住むこと。たびずまい。
    1. [初出の実例]「我が及第せずして、久く長安に客居することを悲みたぞ」(出典:三体詩素隠抄(1622)二)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐客居詩〕

まろうど‐いまらうどゐ【客居・賓居】

  1. 〘 名詞 〙 客を通す所。客間。客殿。いでい。まらひとい。
    1. [初出の実例]「西東の対のほどに、まらうとゐなどをかし」(出典:枕草子(10C終)三一五)

かく‐きょ【客居】

  1. 〘 名詞 〙かっきょ(客居)

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普及版 字通 「客居」の読み・字形・画数・意味

【客居】きやくきよ

旅さき。〔史記、淮陰侯伝〕の兵、二千里にして客居す。齊の、皆之れに反(そむ)かば、其の勢ひ、を得る無(なか)らん。戰ふこと無くしてすべきなり。

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