日本歴史地名大系 「室積会所跡」の解説 室積会所跡むろづみかいしよあと 山口県:光市室積浦室積会所跡[現在地名]光市大字室積浦 宮ノ脇宮(みや)ノ脇(わき)の御手洗(みたらい)湾に沿う海岸一帯にあった萩藩撫育方の役所で、米の売捌きをおもな業務とした。御米蔵、越荷事業の倉庫なども設置されていた。萩藩では宝暦一一―一二年(一七六一―六二)に検地を断行して撫育方を新設、新規事業によって資金をつくり特別会計として有事に備えた。財源として新田・塩田開作に努め、諸産業を開発して余剰を生みだすことを目的とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報