精選版 日本国語大辞典 「宥清寺」の意味・読み・例文・類語 ゆうせい‐じイウセイ‥【宥清寺】 京都市上京区滝ケ鼻町にある本門仏立宗の本山。山号は青柳山。延慶元年(一三〇八)開創。開山は日弁。初め二条西洞院(中京区)に創建し、本門寺と称した。応仁の乱を亀岡に避け、元祿七年(一六九四)天台宗宥清寺に移り、日蓮宗に改めた。昭和八年(一九三三)現在地に移転。同二一年本門仏立宗に復帰。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「宥清寺」の解説 宥清寺ゆうせいじ 京都市:上京区翔鸞学区滝ヶ鼻町宥清寺[現在地名]上京区滝ヶ鼻町本門仏立宗大本山。本尊は十界大曼荼羅。延慶元年(一三〇八)越後阿闍梨日弁が二条西洞院(にしのとういん)(現京都市中京区)に建立した本門(ほんもん)寺をその初めとする。応仁の乱後寺地は転々とし、元禄七年(一六九四)現上京区下竪(しもたて)町にあった天台宗の宥清寺を改め、青柳山と号し、日蓮宗妙蓮(みようれん)寺末となった。安政四年(一八五七)大津追分(おおつおいわけ)(現滋賀県大津市)の八昌堂で本門仏立講を創始した日扇が当寺に入り、仏立講根本道場とし、昭和八年(一九三三)現在地に新たに根本道場を建て、宥清寺を移した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報