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本門仏立宗 ほんもんぶつりゅうしゅう

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大辞林 第三版の解説

ほんもんぶつりゅうしゅう【本門仏立宗】

日蓮宗の一派。1857年本門法華宗の日扇が京都で結成した本門仏立講に始まる。禁圧を受けたが、明治中期以後教勢を拡大し、1946年(昭和21)に本門仏立宗となった。本山は京都の宥清寺。ほっけしゅう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんもんぶつりゅうしゅう【本門仏立宗】

日蓮系在家仏教教団。1857年(安政4)長松日扇(1817‐90)が創始した本門仏立講に始まる。1947年本門仏立宗となった。日扇は初め清風と号し,京都の町人であったが,32歳で出家して本門法華宗の僧となった。しかし,他の僧侶による清風の才能への嫉妬や中年出家への蔑視から檀林入学を拒絶され,1855年(安政2)還俗。その後京都で仏立講を開いた。清風は唱題の利益を絶対的に信ずるという立場に立ち,〈けふもまた折伏(しやくぶく)をして憎まれき生きてかひある日数なりけり〉とうたったように折伏を弘通(ぐつう)の手段とし,僧侶を痛烈に批判しながら,京都,大津,大坂などの都市の民衆を信奉者にしていった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本門仏立宗
ほんもんぶつりゅうしゅう

法華(ほっけ)系の新宗教。1857年(安政4)長松日扇(ながまつにっせん)が京都で開いた本門仏立講に始まる。仏立とは仏の立てた教えを意味する。日扇は本門法華宗の僧であったが、宗門を批判して在家(ざいけ)主義の信仰運動をおこして還俗(げんぞく)し、近畿の商工民を講に組織した。教義は『法華経(ほけきょう)』本門八品(はっぽん)を依経(えきょう)とする八品派の系統で、本迹勝劣義(ほんじゃくしょうれつぎ)にたち、唱題(しょうだい)による『法華経』の現証利益(げんしょうりやく)を強調する。日扇は教えを平易な和歌で示し、1878年(明治11)『妙講一座』を定めて教義を確立。信者は少人数のグループをつくって信仰生活を営んだ。明治初期に弾圧されたが、明治中期以後全国的に発展し、法華系新宗教の源流となった。1946年(昭和21)本門法華宗から独立。日蓮(にちれん)を高祖(こうそ)、日隆(にちりゅう)を門祖(もんそ)、日扇を開導(かいどう)とよび、宗内の最高位を講有(こうゆう)と称する。大本山は京都市上京(かみぎょう)区の宥清(ゆうせい)寺。寺院数272、教会数5、その他68、教師数669、信者数27万9470(『宗教年鑑』平成26年版)。[村上重良]

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